harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

まだ見ぬきみへ

まだ見ぬきみへ

 

まだ見ぬきみに会いたいと

お父さんとお母さんは

空を見ては

手紙をつけた

風船をとばしました

海を見ては

紙片の入った

瓶をながしました

 

ずっとずっと

きみをさがしていました

きみをまっていました

 

うちへの地図ももっていないのに

風にまぎれたかすかな声をたよりに

きみはやってきました

 

ありがとう

ありがとう

伝えきれないくらいの

ありがとう

 

 

まだ見ぬきみに

 

いつか見せたい景色があります

 

ふれてほしいたくさんの幸せがあります

 

だけど

お互いまだ見知らぬもの同士の

今をしばらく楽しみたいと思います