harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

麦わら帽子

波打ち際で 笑ったあの子の横顔 大きな麦わら帽子に隠れて 口もとのほころびだけが 風に溶けて消えてった 名前も声も思い出せない 麦わら帽子のあの子 記憶のかなたで 海のかおりとともにぼうっと浮かぶ いつか会う約束 砂浜に棒切れで書いた落書き すぐに波…

日々ふりつもる

掃除をすればするほど 掃除しなければならない部分が増えるように 知れば知るほど 自分の知っている部分がちっぽけで まだまだ知らなければならないことに気づく 何もしなければ こんな発見はなかった 日々ふりつもるホコリも 日々ひろがっていく文字の羅列…

ていねいに

ていねいに生きよう でもどうやって? たとえば ていねいな文字 うつくしく書こうなんて思わなくたって伝わるからね たとえば ていねいなことばづかい 一度発したことばは帳消しにすることが難しいからね たとえば ていねいなくらし 自分を大切にできなけれ…