harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

2017-12-01から1ヶ月間の記事一覧

クリスマス

雨降る夜 今年はレイニー・クリスマス デパートの中のカフェで ホットチョコレートを飲んだ チョコレートが沈殿するのでよくかき混ぜてくださいねと店員さん 美味しいチョコレートをホットミルクで引き伸ばしたような美味しさだ つまりオシャレなココアだ ダ…

ささくれ

冬は ささくれ 指の一本一本に 律儀に出でたるも 痛々し 冬は ささくれ 親不孝の証と 言われるも 苦々し 赤く冷たくなった 指先に ふうっと 息吹きかけて ささくれだった 心を なだめる

会いたい

ひとりでいるから さみしいなんて そんなことはない どんなにたくさんの人に 囲まれていても さみしい夜は無数にある 誰でもいいから 一緒にいたい だなんて 投げやりなことは 思わないよ ただ 会いたい まだ見ぬあなたに 会いたい 誰でもよくなんかない誰か…

たまには

たくさんの物に囲まれていながら 私たちが手にするのは いつも決まって ほんの少しのお気に入りたち ざっくり編みのセーターも 紺色刺繍の靴下も リボンのシュシュも ペタンコの靴も 何度も何度も身につけている 服やカバンや靴と同じように 気づけば 同じ言…

ふうせんのように

こころは ふうせんのように ふわふわどこかにいってしまう ひもをくくりつけて どんなに固くにぎりしめていても ぷつりと切れて 飛んでいってしまう かと思えば すっかり飽きてしまって 簡単に手放してしまう たいせつに たいせつに わたしのふうせんも わた…

思い出して

ふと思い出して 思わず微笑んでしまう そんな 心に明かりをのこしていく人 いいなあ わたしも だれかに ふと思い出されて その人に微笑みをうかべさせられたら いいなあ

やさしさ

やさしさは 儚くて 無理解で ときに残酷で。 でも希望があって。 どこまでものびていくのかな やさしさの平行線。 やさしさとやさしさの距離が いつの日か縮まるといいな。