harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

月日の流れを凝固させる

いま

この瞬間は

するすると

流れて行く

 

この手から

すり抜けて行く

現実

ひっしにとらえようと

するのだけど

 

写真や映像に

閉じ込めようとすればするほど

いまは

逃げて行く

 

 

それでもこりずに

 

わたしたちは

いつか思い出すため

いまを残そうとする

 

月日の流れにふれたり

ときに流れに逆らうこと

そんなことはしないで

 

ただ

この流れの一部だけでも、と

ゼリーみたいに固めて

取っておこうとする

 

 

何のほしょうもない

いつの日かのために