harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

深いスープ皿の底で

深いスープ皿の底で

さんかくずわりして

遠い星空を見上げるとき

 

スープが透き通っていれば

光がすっと差し込むし

スープがどんよりにごっていれば

なかなか光は届かない

 

暗闇のなかは孤独である

からだは冷たく固まっている

 

しかし勇気を持って

水面まであがって辺りを見回せば

 

ここかしこに

似たようなスープ皿がある

 

 

深いスープ皿の底で

孤独の夜を食しているのは

わたしだけではないのだ