2018-03-12 はる かぜが吹いた まだつめたいけれど どこかはるのにおいがする 冬の間 遠のいていた みんなの足どりも 日差しのあたたかな公園や 明るい街のブティックの店々の前に 戻ってきた 少し前に必需品だった 冬物は 全てセールになって 消えていった 店員さんは ひっきりなしに 春の新商品が入荷しました と叫び続ける わたしは 春色の靴下を3足 そそくさと買って 家に帰って 着古した毛玉のセーターを 脱いだ