harenotchy’s diary

つれづれと日々の詩を書きます

はる

かぜが吹いた

まだつめたいけれど

どこかはるのにおいがする

 

冬の間 遠のいていた

みんなの足どりも

日差しのあたたかな公園や

明るい街のブティックの店々の前に

戻ってきた

 

少し前に必需品だった

冬物は

全てセールになって

消えていった

 

店員さんは

ひっきりなしに

春の新商品が入荷しました

と叫び続ける

 

わたしは

春色の靴下を3足

そそくさと買って

 

家に帰って

着古した毛玉のセーターを

脱いだ